2024年07月01日

キッチンリフォーム費用の相場とは?安くリフォームするためのコツを解説

新築住宅のキッチン

キッチン設備を新しくして使いやすいキッチンにしたい、という方も多いでしょう。水回りのキッチンは劣化が進みやすく、リフォームの需要が高い部分です。そして、リフォーム費用は高額になりがちなので、少しでも安くしたいですよね。

この記事では、キッチンリフォームの事例と費用相場やリフォーム費用をおさえるポイントについて解説します。これからキッチンリフォームを検討している場合には、ぜひ参考にしてみてください。

キッチンリフォームの事例と費用相場

キッチンをリフォームする際には、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか?事前に費用相場を知っておき、少しでも安くリフォームしたいですよね。

ここでは、10万円台でできるキッチンリフォームと、40万円からできるリフォームに分けて、どのようなリフォームができるのかをご説明します。

10万円台でできるキッチンリフォーム

10万円台のリフォーム費用で、ビルトインコンロだけ、水栓だけ、など部分的なリフォームができます。ここでは、具体的にどのような部分リフォームができるのかをご説明します。

ビルトインコンロの交換

コンロはキッチンのなかでもよく使う部分なので、10~15年経つと交換を考える時期になります。そのため、ビルトインコンロだけを交換するケースも多いです。

ビルトインコンロのグレードによって価格は異なり、ベーシックなタイプなら10万円程度、グレードを上げると15万円程度でリフォームできるでしょう。

水栓、蛇口の交換

水栓や蛇口も使用頻度が高い部分なので、10年から15年程度で寿命が来るケースが多いです。最近は、手をかざして水を出せる水栓や浄水機能がついている水栓など、高機能な製品もあります。高機能で便利な水栓や蛇口に交換すれば、キッチンの使い勝手が格段によくなるでしょう。

レンジフードの交換

レンジフードは定期的に掃除をしていても、年月が経つとしつこい油汚れが蓄積されてしまいます。汚れがたまると換気扇の機能が落ち、部品が劣化して音がうるさくなることもあります。

スタイリッシュなスリム型フードは高額になりますが、ベーシックなブーツ型フードを選べば10万円台でリフォームすることも可能です。

床材、壁材の交換

キッチンの床材や壁材は水や油がよくはねるので、家のほかの部分に比べるととくに汚れやすい場所です。汚れや痛みがひどい場合は、床材や壁材だけを部分リフォームするのもよいでしょう。

最近の床材や壁材は進化しており、熱や水分、油汚れに強く汚れが落ちやすい素材なども増えています。キッチンの床材や壁材を高機能なものにリフォームすることで、掃除がしやすくなり耐久性が上がるでしょう。

40万円~のキッチンリフォーム

40万円台からのリフォーム費用で、キッチンを全体的にリフォームできます。キッチンの扉材やシンク、コンロなどのグレードをおさえれば40万円台におさまることもありますが、最新の設備や素材を選ぶと80万円~など高額になります。

古いタイプのキッチンから最新のキッチン設備に交換すれば、料理がしやすくなるでしょう。また、食洗器や浄水器つきの水栓、IHコンロなどの便利な設備を導入することも可能です。

キッチンリフォーム費用を安くおさえるためには?

少しでもキッチンリフォーム費用を安くおさえるためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、キッチンリフォーム費用をおさえるためのポイントについて詳しくご説明します。これからキッチンリフォームを計画している場合には、事前に知っておくと役に立つでしょう。

キッチンの位置を変えない

最初に知っておきたいのが、キッチンの位置を変えない方が費用をおさえられる、ということです。キッチンの位置を変えると、水栓や電気関係、ガス関係の工事や床の補修などが必要になります。そのため、キッチン設備の交換費用以外にも、水道工事や電気工事、床の補修リフォームなどの費用が追加でかかってしまいます。

壁側に向かっていたキッチンをアイランド型にする、コンロや水栓の位置を変えるなどのリフォームをすると、リフォーム費用が高くなるのでご注意ください。

グレードをおさえてオプションを省く

キッチン設備のグレードをおさえてオプションをできるだけ省くことで、費用を安くできます。ここでは、具体的にどのようなところのグレードをおさえられるのかをご説明します。

扉材・シンク・ワークトップの素材

キッチンの扉やシンク、ワークトップの素材にはさまざまなバリエーションがあり、グレードをおさえることで費用をおさえられます。

化粧板で仕上げた光沢がある扉材は高額ですが、光沢のないベーシックなタイプを選べば安くなります。人工大理石のシンクやワークトップは高額なので、ステンレス製を選ぶとよいでしょう。

コンロ

多機能コンロを選ぶと高額になりますが、機能を省けば費用をおさえられます。たとえば、コンロの自動消火機能の有無、天板素材のグレード、魚焼きグリルの種類、IHコンロにするかどうかなどです。とくに、ガスコンロからIHコンロに変える、またはその逆の場合、電気設備やガス設備の工事が必要なので、費用が高額になることにご注意ください。

レンジフード

おしゃれでスタイリッシュなタイプのスリム型レンジフードやフラットタイプレンジフードなどを選ぶと、費用が高額になります。ベーシックなブーツ型を選べば費用をおさえられるでしょう。

水栓

水栓も、さまざまな機能がついている製品があります。浄水器一体型、シャワーつき、タッチレスタイプなどの多機能な水栓を選ぶと高額になります。そのため、シンプルな水栓を選べば費用をおさえることが可能です。

アウトレット商品を探す

展示品や旧型製品などのアウトレット販売をうまく活用することで、安くリフォームできることがあります。ただし、アウトレット品は保証期間が短い場合もあるので、事前に確認しましょう。

キッチンリフォームが得意なリフォーム会社に依頼する

リフォームを依頼する際には、キッチンリフォームが得意な会社に依頼しましょう。キッチンリフォームのキャンペーンを実施していることも多く、より安く設備を仕入れることも可能です。

リフォームの閑散期に依頼する

リフォームがあまり行われない閑散期の真夏や梅雨時に依頼すると、工事費用が安くなる場合があります。業者を選定する際に、閑散期に安くなるかを確認してみるとよいでしょう。また、繁忙期に依頼すると打ち合わせ時間がなかなか取れない場合も多いですが、閑散期ならじっくりと相談できるというメリットもあります。

相見積もりを取る

業者を選ぶ際には、必ず複数の業者の合い見積もりを取りましょう。同じ工事内容でも、もっとも安い業者がほかにあるかもしれません。また、ほかの業者にも見積もりを依頼していることを伝えると、安くしてもらえる可能性もあります。

国や市町村の補助金・助成金制度などを活用する

お住まいの自治体によっては、リフォーム費用の補助金制度や助成金制度を利用できる場合もあります。各市町村の公式サイトを確認し、補助金制度や助成金がないか探してみてください。

また、リフォーム業者に相談すると、利用できる補助金制度や助成金制度がないか探してくれることもあります。

まとめ

この記事では、キッチンリフォームの事例と費用相場やリフォーム費用をおさえるポイントについて解説しました。リフォームの内容を工夫すれば、費用をおさえることが可能です。この記事を参考にしていただき、リフォーム費用を少しでも安くしてみてください。

「キッチンが部分的に傷んできた」「キッチンを変えたいけれど、リフォームは予算面で難しい」といった方は、ぜひReBirth COATにご相談ください。シンクや天板などを研磨・コーティングしたり、扉類にシート施工をしたりすることで、設備を再生・延命させることが可能です。