2024年08月21日

浴槽にできる黒ずみの原因と対処法とは?普段からできる予防法についても解説

お風呂を掃除する女性

お風呂の浴槽にいつの間にか黒ずみができてしまった、毎日浴槽を掃除するのが大変という人も多いでしょう。お風呂の浴槽についてしまった黒ずみは、どうすれば簡単に掃除できるのでしょうか?また、普段からできる黒ずみの予防方法を知りたいですよね。

この記事では、浴槽につく黒ずみの正体と落とし方、普段からできる浴槽に黒ずみがつきにくくなるための予防法について解説します。毎日のお風呂掃除に苦労している方、掃除を簡単にしたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

浴槽にできる黒ずみの正体は?

お風呂の浴槽にいつの間にか黒ずみがついていた、ということも多いでしょう。この黒ずみの正体はなんなのでしょうか?黒ずみの原因にはさまざまなものがあり、原因によって対処法が異なります。ここでは、黒ずみの原因になるものについて解説します。

黒ずみの原因とは?

黒ずみの原因になるものは一つではなく、いくつかの種類があります。ここでは、それぞれの汚れがどのような特徴をもつのかを解説します。

水垢汚れ

浴槽についたままの水分が水垢になり、黒ずみになることがあります。水垢は水道水に含まれるミネラルが蒸発せずに残ったものです。少しずつたまっていくので最初は気がつかないことが多いですが、蓄積すると黒ずみやピンク色の汚れになります。触った感じがざらざらしている場合には、水垢汚れであることが多いです。

皮脂汚れ

人間の身体についていた皮脂が浴槽についたままの状態だと、黒ずみの原因になることがあります。浴槽にお湯を張って浸かると身体から皮脂が出てきて浴槽にこびりつき、細菌が繁殖して黒ずみになります。

お湯が入っていた高さのあたりに集中してねばねばした黒ずみがついている場合には、皮脂汚れの可能性が高いでしょう。

石鹸カス

石鹸カスが残ったままの状態だと、黒ずみになることもあります。石鹸やシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔フォームなどが十分に洗い流されず残ったままの状態だと、そこに水垢や皮脂汚れがたまりやすくなります。

石鹸カスを放置すると黒ずみになりやすいので、浴槽に石鹸カスが残らないように掃除しなければなりません。なお、黒ずみが乾くと粉っぽい状態になっている場合、石鹸カスが原因になっている可能性があります。

カビ

カビが原因の黒ずみもあります。お風呂場はつねに湿度が高いので、カビが発生しやすい場所です。また、石鹸カス、皮脂などのカビの栄養になる物質も多く、カビが繁殖しやすくなっています。温度が20℃~30℃、湿度が70%以上になるとカビが繁殖しやすくなるので、暖かい時期や梅雨時などにはとくに注意が必要です。

カビは一度ついてしまうと頑固にこびりついてしまい非常に落としにくいので、こまめに掃除することをおすすめします。

もらいサビ

カミソリや掃除道具などが置いてあると、金属部分がさびてそのサビが浴室の壁面や浴槽についてしまうことがあります。サビはついてしまうとなかなか落ちないので、見つけたら早めに掃除しましょう。

黒ずみを放置すると健康被害も!

浴槽の黒ずみを放置したままお風呂に入り続けると、健康被害が起きることもあります。黒ずみの原因となるカビは、人間の体内に入るとアレルギー症状を起こす可能性があるためです。今はアレルギー体質ではなくても、アレルギー物質に触れ続けることで突然発症することもあります。そのため、黒ずみが発生したら放置せず、すぐに掃除して取り除きましょう。

浴槽にできた黒ずみの落とし方

浴槽についてしまった黒ずみを落とす方法はいくつかあります。黒ずみの種類によって落とし方が異なるので、状況に合った掃除の仕方を試してみてください。

中性洗剤やクレンザーで落とす

中性洗剤やクレンザーを使って掃除します。頑固な黒ずみ汚れでなければ、中性洗剤やクレンザーで十分落とすことが可能です。

クエン酸で落とす

水垢が原因のざらっとした黒ずみは、クエン酸を使うと落としやすいでしょう。水垢汚れはアルカリ性なので、酸性のクエン酸で中和して落とすことが可能です。

200mlの水にクエン酸を小さじ1入れてよく混ぜ、ボトルスプレーに入れて黒ずみに吹き付けます。その後、スポンジなどでこするときれいに落ちるでしょう。クエン酸スプレーを作るのが面倒な場合は、市販の酸性の洗剤を使っても構いません。

重曹で汚れを浮かせて落とす

皮脂汚れが原因のぬめりがある黒ずみの場合には、重曹を使って掃除すると落ちやすいです。皮脂汚れは酸性で、重曹はアルカリ性のため効果を発揮します。

200mlのぬるま湯に、重曹を大さじ2入れてよく混ぜましょう。重曹は溶けにくいので、ぬるま湯を使うことをおすすめします。ボトルスプレーに入れて黒ずみに吹きかけ、数分間放置してからスポンジで掃除しましょう。

塩素系漂白剤で落とす

カビが原因の頑固な黒ずみには、塩素系の漂白剤が効果的です。掃除する前に水気を拭き取って乾かしましょう。そうすることで、漂白剤の効果が高まります。黒カビが発生した箇所に漂白剤を吹き付けて20分~30分程度放置した後、十分に洗い流します。

なお、塩素系漂白剤を使う際には健康被害が生じないように、十分に換気してください。また、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に洗剤を混ぜないようにしましょう。

浴槽の黒ずみの予防法とは?

浴槽の黒ずみは、普段からこまめに対応することで予防できます。ここでは、普段からできる黒ずみ予防の対策についてご説明します。

浴室を使ったら換気して水気を拭き取る

浴室を使った後は、必ず換気して水気を拭き取ってください。そうすることで水垢やカビが発生しにくくなります。雑巾などで水気を拭き取るのは大変なので、お風呂用の「ワイパー」を使うと便利です。

小物を置いてある場所をこまめに掃除する

シャンプーや石鹸、カミソリ、掃除用具などが置いてある場所に水気がたまりやすいので、こまめに掃除しましょう。カミソリなどのサビが壁などに移ることも防げます。

浴槽にお湯を張った状態で長い時間放置しない

浴槽にお湯を張ったまま長時間放置すると、水垢やカビが発生しやすくなります。お風呂の残り湯を使う場合には、お湯を抜いた後に掃除することが大事です。

入浴剤として重曹を入れる

お湯を張って湯船に入る際に、重曹を入浴剤として入れると皮脂汚れが浴槽につきにくくなりおすすめです。重曹の入浴剤を使うと、身体の乾燥を防止できる、体臭の予防になるなどの効果も期待できます。

200Lのお湯に重曹40gを入れれば、十分の量になります。ただし、肌荒れの原因になる場合もあるので、毎日使うことは避けましょう。肌に異常が出た場合には、すぐに使うのをやめてください。

浴槽をコーティングする

毎日掃除することも大事ですが、浴槽にコーティングを行うことで黒ずみがつきにくくなります。傷を防いでくれる効果もあり美しい状態を保てますし、コーティングすることで掃除しやすくなるという効果もあります。

プロの業者に依頼すれば、浴槽の材質に合ったコーティングを行ってくれるでしょう。毎日使う汚れやすい浴槽の掃除がしやすくなるのでおすすめです。

まとめ

この記事では、浴槽につく黒ずみの正体と落とし方、普段からできる浴槽に黒ずみがつきにくくなるための予防法について解説しました。

ReBirth COATでは、浴槽を保護して掃除しやすくなる浴槽コーティングにも対応しております。毎日の浴槽掃除を簡単にしたい、きれいな状態を保ちたいという場合、もしくは黒ずみやシミが落とせなくなった場合にも、お気軽にご相談ください。