2024年06月21日

玄関タイルの掃除は簡単?おすすめの掃除方法と汚れの予防策を解説

玄関タイルの掃除

玄関タイルの汚れが気になっている人の中には、どんな掃除方法が効果的なのか分からず、行動に移せていない方も多いのではないでしょうか。今回は、玄関タイルの材質別の掃除方法や便利な掃除アイテム、汚れの予防策について解説していきます。ご自身の自宅に適した玄関タイルの掃除方法が明確になるので、ぜひ参考にしてみてください。

玄関タイルの掃除の頻度は最低でも週1回

靴についた土汚れや排気ガス、花粉が蓄積しやすい玄関タイルは、最低でも1週間に1回は掃除するのが理想です。毎日取りかかる時間がある場合は、ほうきによる簡単な掃き掃除だけでも済ませておくと、きれいな状態を保ちやすいです。1ヶ月に1回程度、水や洗剤、デッキブラシなどを使用して掃除を行えば、細かい汚れも目立ちにくいでしょう。

玄関タイルの掃除の事前準備

玄関タイルの掃除をスムーズに進めるためには、いくつか準備が必要です。2点ほど紹介するので、事前に済ませて玄関タイルの掃除に取りかかりましょう。

設置中の家具などを移動する

玄関タイルの掃除の邪魔になる家具や靴、傘立てなどは、事前に別の場所へ移動させておくのがおすすめです。掃除中に毎回移動させる手間がかかるだけでなく、置いてあるものが、洗剤で汚れたり水に濡れてしまったりする可能性があるためです。隅々まで掃除しやすくするためにも、玄関に置いているものは最小限にしておきましょう。

玄関タイルの材質を確認する

玄関タイルは、材質ごとで使える洗剤やブラシなどが異なるため、どのタイプかを事前に確認しておくことが大切です。材質に合わない間違った方法で掃除してしまうと、玄関タイルの変色やシミにつながる可能性があります。

玄関タイルの素材は、主に「天然石」と「人工素材」の2種類に分けられます。

【玄関タイルの素材別の特徴】

  特徴
天然石
(大理石、御影石、ライムストーンなど)
・デリケートで傷つきやすい
・ 傷やシミ、変色のリスクが高い
人工素材 ・デッキブラシでこすっても、傷がつきにくい
・水で洗い流しても、シミや変色につながりにくい

玄関タイルが天然石の場合は、特に劣化しやすいため、使用できる洗剤や道具など、対応している掃除方法を十分確認してから取りかからなければなりません。

【材質別】玄関タイルのおすすめ掃除方法

ここからは、材質ごとの玄関タイルの掃除方法を3パターンに分けてご紹介します。

【人工素材】ザラザラした玄関タイルの掃除方法

まずは、表面がザラザラした人工素材の玄関タイルの掃除方法を確認してみましょう。

【ザラザラした玄関タイルの掃除方法】

必要なもの ・ほうきとちりとり(掃除機)
・水拭き用の雑巾(モップ)
・乾いたタオル
・デッキブラシ
・バケツ(ホース)
掃除の手順 ①ほうき(ちりとり)でゴミを掃き出す
②バケツ(ホース)で水を撒く
③雑巾で汚れを落とす
④デッキブラシで汚れを落とす
⑤乾いたタオルで水気を拭き取る
⑥乾燥させて完了

表面がザラザラしており引っかかりやすいため、凹凸の溝部分にゴミやホコリが蓄積されやすいのが特徴です。人工素材の傷がつきにくい長所を活かして、ほうきや雑巾で落としきれなかった汚れに対しては、デッキブラシで対処するといいでしょう。

【人工素材】ツルツルした玄関タイルの掃除方法

続いて、表面がツルツルした人工素材の玄関タイルの掃除方法を紹介します。

【ツルツルした玄関タイルの掃除方法】

必要なもの ・ほうきとちりとり(掃除機)
・水拭き用の雑巾(モップ)
・乾いたタオル
・メラミンスポンジ
・バケツ(ホース)
掃除の手順 ①ほうき(ちりとり)でゴミを掃き出す
②バケツ(ホース)で水を撒く
③雑巾で汚れを落とす
④メラミンスポンジで汚れを落とす
⑤乾いたタオルで水気を拭き取る
⑥乾燥させて完了

表面がツルツルしており引っかかりにくいため、洗剤を使わなくても汚れが落ちる「メラミンスポンジ」などを使用するのが効果的です。きれいにしたあとは、カビの原因になる湿気が残らないよう、窓を開けて風通しをよくするなど十分乾燥させることが大切です。

【天然石】デリケートな玄関タイルの掃除方法

最後に、大理石やライムストーン、御影石などの天然石でできた玄関タイルの掃除方法をご紹介します。

【天然石の玄関タイルの掃除方法】

必要なもの ・ほうきとちりとり(掃除機)
・水拭き用の雑巾(モップ)
・乾拭き用のタオル
・空のスプレーボトル2つ
・中性洗剤
・マイクロファイバークロス
掃除の手順 ①ほうき(ちりとり)でゴミを掃き出す
②雑巾を濡らして汚れを落とす
③中性洗剤をスプレーボトルで薄める
④薄めた中性洗剤を床に吹きかける
⑤マイクロファイバークロスで汚れを拭く
⑥乾いたタオルで水気を拭き取る
⑦乾燥させて完了

デリケートな天然石は、デッキブラシでこすると、傷やシミ、変色につながる可能性があるため、マイクロファイバークロスや雑巾で汚れを優しく拭き取るようにしましょう。

また、アルカリ電解水やクエン酸、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤での掃除も避けておくのが賢明です。中性洗剤を原液で使ったり、スプレーし過ぎたりすると、変色・変質の原因になる恐れもあります。

頑固な汚れ落としにおすすめの掃除道具

玄関タイルの汚れが落ちにくい場合は、以下のような掃除道具を取り入れてみるのもおすすめです。

<頑固な汚れ落としにおすすめの掃除道具>

  • セスキ炭酸ソーダ・重曹
  • 家庭用の高圧洗浄機
  • オキシクリーン
  • メラミンスポンジ
  • ウタマロクリーナー
  • サンポール など

天然石の玄関タイルには不向きですが、油汚れなどには、セスキ炭酸ソーダや重曹が効果的です。玄関タイルが傷がつきにくい素材であれば、洗剤を使わなくても掃除ができるメラミンスポンジも重宝します。

いくつか使用上の注意点もあるため、使えるか曖昧な場合は、まずは目立たない場所で試してみて、問題ないことを確認してから掃除に取り入れてみるといいでしょう。

玄関タイルの汚れの予防策

玄関タイルの掃除の手間を減らすためには、きれいに保っておくための工夫が求められます。汚れの予防策を4つピックアップしたので、掃除を済ませたら意識的に取り組んでみましょう。

こまめに掃除をする

玄関タイルに汚れが蓄積し、こびりつかないようにするためには、普段からこまめに掃除することが大切です。ほうきで掃くなどの簡単な掃除を1日1回行うのが理想ですが、忙しくて時間がとれない場合は、最低でも1週間に1回は取り組んでみましょう。小さいほうきを手の届く位置に置いたり、家族に協力を促したりすれば、掃除に取りかかりやすくなるはずです。

砂落としマット

玄関タイルを汚さないためには、玄関前に砂落としマットを設置し、靴の汚れを落としてから、玄関に入るようにするのも効果的です。砂落としマットで靴裏をぬぐえば、ある程度の砂や泥が落ちるため、雨の日でも玄関タイルが汚れるリスクを軽減できるでしょう。

玄関タイルに落ちた水滴を放置しない

玄関タイルに落下した傘やレインコートについた水滴は、放置してしまうとカビの発生リスクを高めてしまいます。玄関タイルをきれいに保つためには、水滴が落ちた場合はできるだけ早く乾かすこと、雨の日に限らず、普段から床を濡らさないよう心がけておくことが重要です。

玄関に置くものは最低限にする

玄関タイルに汚れを蓄積させないためには、できるだけ玄関にものを置かないようにして、すぐに掃除がしやすい環境を整えておくことが重要です。履いていない靴を、下駄箱やシューズクロークに収納したり、傘立てや自転車を屋外に移動させたりしておけば、掃除をする際に移動する手間がかかりません。玄関にものが多い場合は、ホコリやゴミが溜まりやすくもなるため、できるだけ数を減らしておきましょう。

まとめ

今回は、玄関タイルの汚れが気になっている人に向けて、材質別の掃除方法や便利な掃除アイテム、汚れの予防策について解説してきました。

玄関タイルは、頑固な汚れであっても、セスキ炭酸ソーダや重曹、メラミンスポンジなどのアイテムを用いれば、きれいに掃除することはそれほど難しくありません。きれいな状態を保つためには、普段からこまめに掃除をしたり、玄関に置くものを最低限にしたりする工夫も重要ですが、できれば毎日、時間がない場合は最低でも週1回掃除を行うのが理想です。

ただし材質によっては、玄関タイルの汚れや変色の可能性があり、なかなか掃除に取りかかれない人もいるのではないでしょうか。

万が一、玄関タイルの掃除方法を間違えて、変色やシミにつながったとしても、「ReBirth COAT(リバースコート)」にご依頼くだされば、リフォームより安く手軽に補修を行えます。コーティングにも対応しているため、長期的な傷や汚れの予防にも適しています。玄関タイルの傷や変色がすでに気になっている方も、まずはReBirth COATへ気軽にお問い合わせください。