2024年09月11日

フローリングの黒ずみの掃除方法を解説!必要な道具と予防策も解説

フローリングの掃除

「フローリングの黒ずみ汚れを落としたい」「でもどうやって掃除したらいいかわからない」と困っている人も多いのではないでしょうか。今回は、フローリングの黒ずみを落とす際におすすめの洗浄剤や掃除方法を解説していきます。黒ずみ汚れの予防策も解説しているので、フローリングをきれいに保ちたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

フローリングの黒ずみが発生する原因とは?

まずは、フローリングの黒ずみがなぜ発生したのか、普段の生活を振り返ってみて、原因を認識しておきましょう。

【フローリングの黒ずみが発生する原因】

  要因
皮脂汚れ・油 ・足の裏から出る汚れ
・油分が多い食べ物の跡
・調理油が跳ねたもの など
カビ ・屋内外の温度差
・部屋の換気不足
・観葉植物の鉢からの水漏れ など
ワックスの劣化 ワックスの劣化による剥がれ など
液体の拭き残し ・雨水の放置
・飲料水の放置 など

油の酸化の付着やフローリングを保護するためのワックスの劣化は、黒ずみを誘発してしまいます。また、こぼれた飲料水などを放置することで、フローリングの腐敗やカビの発生につながり、黒く変色する場合もあります。

フローリングの黒ずみにおすすめの洗浄剤

フローリングの黒ずみ落としにおすすめの洗浄剤をピックアップしました。各洗浄剤の特徴を理解して、黒ずみの程度によって使い分けましょう。

【フローリングの黒ずみの掃除におすすめのアイテム】

  特徴 用途
中性洗剤  ・油汚れに強い
・洗浄力は弱め
軽度の黒ずみ
アルカリ性洗剤  ・洗浄力が強い
・ワックスが剥がれやすい
頑固な黒ずみ
重曹水

頑固な黒ずみには、洗浄力が強いアルカリ性の洗剤や重曹水が適しています。ただし、汚れが落ちやすい反面、ワックスやコーティングの剥がれにもつながりやすく、同時に塗り直しの作業を伴うケースが多いです。また、皮膚につくと手荒れがしやすかったり、無垢材のフローリングに使えなかったりもします。

一方中性洗剤は、洗浄力が弱めな分、ワックスやコーティングを傷つけずに黒ずみを落とせます。黒ずみの原因が油汚れであれば十分落とせるため、普段の掃除には中性洗剤のほうが適しているでしょう。

フローリングの黒ずみの掃除方法

ここからは、フローリングの黒ずみの掃除方法を7つの手順に分けてご紹介します。

①必要なものを準備する

まずは、黒ずみの掃除をスムーズに進めるために、必要なものを事前に準備しておきましょう。

<必要なもの>

  • フローリングワイパー
  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • バケツ
  • 雑巾3枚

黒ずみが落ちにくい場合も想定して、アルカリ洗剤を用意しておくのもおすすめです。

②フローリング用ワイパー・掃除機でゴミを取り除く

必要なものがそろったら、フローリング用ワイパーなどを使って、ゴミやホコリを取り除きます。フローリング用ワイパーで取り除けない、フローリングの溝や隙間にある細かいゴミは、掃除機で吸い取るようにしましょう。

③雑巾に中性洗剤を染み込ませる

小さじ1ほどの中性洗剤をバケツに入れて、水で薄めた洗浄液を作ります。洗浄液ができたら、雑巾を浸した後、固く絞っておきましょう。

④雑巾で黒ずみを拭き掃除する

洗浄液を染み込ませた雑巾を使い、フローリングの黒ずみが気になる箇所を拭き掃除します。汚れが強い場合は、バケツの中性洗剤の量を増やし、雑巾を再度染み込ませてから拭き直してみましょう。

⑤頑固な汚れはアルカリ性洗剤で拭き掃除する

中性洗剤で汚れが取れない場合は、アルカリ性洗剤を使い拭き掃除をします。アルカリ性洗剤であれば、ほとんどの黒ずみに対処できますが、ワックスまで剥がれてしまったり、無垢フローリングに使えなかったりする点には注意が必要です。不安な場合は、弱アルカリ性の洗剤やワックス効果のある洗剤などを試してみるのもいいでしょう。

無垢フローリングの黒ずみは削り落とす

フローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」があり、それぞれ特徴が異なります。ここまで紹介してきた手順は、あくまでも複合フローリングの場合の掃除方法です。無垢フローリングは、水に弱い特徴があるため、そのまま作業を行うと、床が反ってしまう可能性があります。掃除をするときは、固く絞った雑巾で水拭きをするか、サンドペーパーで削り落とすのが賢明です。

⑥フローリングを水拭きする

黒ずみを落とせたら、別の雑巾に水のみを染み込ませ、固く絞りましょう。絞った雑巾を使って水拭きをし、フローリングに残っている洗剤液をすべて拭き取っておきます。

⑦乾いた雑巾で水分を拭き取る

洗浄剤が残っていないことを確認したら、乾いた雑巾を使って、フローリングの水分をすべて拭き取りましょう。水分が残ってしまうと、カビが発生し、新たな黒ずみにつながる可能性もあるため、掃除後に十分乾燥させておくことが大切です。

フローリングの黒ずみの予防策

掃除後にフローリングの黒ずみを発生させないために、予防できる対策を4つご紹介します。

ワックスを定期的にかけ直す

ワックスの劣化による黒ずみを予防するためには、ワックスのかけ直しを定期的に実施するのがおすすめです。ワックスを塗り直す頻度の目安は、以下のとおりです。

<ワックスの塗り直し頻度の目安>

  • 上塗り:半年に1回
  • 古いワックスを剥がしてから塗り替え:5年に1回

ワックスがかかっていないフローリングは、黒ずみだけでなく傷がつきやすい状態です。自分でワックスをかけることが難しい場合は、定期的に業者へ依頼するようにしましょう。

湿度管理を徹底する

カビの発生による黒ずみを予防するために、湿度管理を徹底することも意識しましょう。梅雨の時期などは、除湿機やエアコンのドライ機能を活用するなど、部屋の湿度が高くならないよう注視することが大切です。また、窓にアルコール液を吹きかけておくことで、結露防止にもつながり、カビの繁殖を抑えることが可能です。

水分を放置しない

フローリングは水分に弱いため、飲料水などがこぼれた際に放置してしまうと、黒ずみ汚れの原因になる場合があります。フローリングに水分が付着した場合は、すぐに雑巾などで拭き取ることで、黒ずみを予防できます。

フローリングをきれいに保つために、水拭きは効果的ですが、水分に弱いことを加味すると、洗剤など水分を伴う掃除は、週1回ほどに抑えておいたほうがいいでしょう。毎日の掃除は、フロア用ワイパーや掃除機でホコリを取り除く程度にしておくのが賢明です。

フロアコーティングを施工する

フローリングの黒ずみを予防するためには、高耐久のフロアコーティングを施工して、掃除の手間を軽減することも効果的です。フロアコーティングを施工すれば、ワックスのかけ直し頻度も少なく済みますし、光沢ができて見た目にも良い影響があります。また、アルカリ性洗剤やメラミンスポンジを使用した掃除も可能になるため、頑固な黒ずみにも対処しやすくなるでしょう。

まとめ

今回はフローリングの黒ずみに悩んでいる人へ向けて、おすすめの洗浄剤や掃除方法を解説してきました。フローリングは、油の酸化やカビ、ワックスの劣化など、さまざまな要素により黒ずみが発生しやすい床材です。

黒ずみが発生したとしても、中性洗剤やアルカリ性洗剤などを用いて掃除をすれば、自宅で簡単に除去できるケースが多いことも事実です。ただし、一度黒ずみが発生してしまうと、掃除の手間が増えることはもちろん、ワックスを剥がすことになる場合も珍しくありません。

ReBirth COATでは、フローリングのコーティング施工を承っております。長期的な黒ずみ汚れの予防に加え、見た目に光沢を出すことも可能です。フローリングの汚れや劣化でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。