2024年10月01日

窓枠・三方枠は自分で修理できる?修理費用の相場や費用を安く抑える方法を解説

窓のサッシ

窓枠・三方枠は紫外線や結露の影響を受けている部分のため、劣化が生じやすいです。業者に依頼すると費用がかかるため、自分で修理したいと考える方もいるかもしれません。窓枠の劣化の進行状況によっても必要な修理内容は異なります。そこで今回は、窓枠・三方枠は自分で修理できるのか?また費用相場や安く抑える方法を解説します。

窓枠・三方枠とは

窓枠とは、窓の周辺にあるレールなどの総称です。木枠の部分まで合わせて窓枠と呼ぶ場合もあります。窓枠は、窓やサッシを枠にきれいに収めるためにあります。サッシを隠して窓周りをすっきりと見せるのがその目的です。

三方枠とは

三方枠とは窓枠の一種で、窓枠の上方と左右の三方に取り付ける形です。下方に枠がないため、テラス窓の場合は床との接触面がなくフラットに収まります。下に隙間があるため、通気性が高いのが特徴です。

窓枠・三方枠の劣化を放置してはいけない理由

窓枠は常に紫外線や雨水にさらされているため、木枠の腐食が生じやすい部分です。サッシのゆがみにより木枠との間に隙間が生じる場合もあります。見た目の面でも木枠の表面の塗装やシートが剥がれ、色褪せやささくれなどが生じることもあるのです。

窓枠・三方枠の劣化に気づいたら、放置せず適切に対応しましょう。機能上の劣化がある場合は放置していると枠材の腐食が広がる恐れがあります。窓枠から建物の内部まで水やカビが入り込み、結果として大規模なリフォームが必要になる場合があります。劣化が深刻化する前に早期の対応が必要です。また、見た目を新しくするなら部屋の印象が明るくなるメリットもあります。

窓枠・三方枠を自分で修理する方法

窓枠・三方枠は、軽度な劣化であれば自分で修理することは可能です。ここでは、自分で修理する方法を4つご紹介します。

<窓枠・三方枠を自分で修理する方法>

  • すり傷は「リタッチ」で修復する
  • 割れや浮きは「接着」して補修する
  • へこみ・剥がれは「部分張替え」で補修する
  • 無垢のへこみは「パテ」で補修する

すり傷は「リタッチ」で修復する

ちょっとしたすり傷程度ならば、補修ペンを使ってリタッチしましょう。窓枠や三方枠の色に近いペンを購入し、マニキュアのように塗るだけで傷をごまかせます。きれいに仕上げるコツは、素材よりも薄い色のペンを選び、何度も塗り重ねながら濃く仕上げることです。

割れや浮きは「接着」して補修する

窓枠や三方枠の化粧シートが割れて浮き出ている場合は、瞬間接着剤で貼り付け直しましょう。剥がれを長期間放置すると、浮いた部分が固くなって割れてしまうため、早めの修繕が必要です。接着剤だけでは貼り付かない場合は、薄い布を当てた上から低温のアイロンを当てると修繕できる場合があります。

へこみ・剥がれは「部分張替え」で補修する

部分的に大きなへこみや剥がれがある場合は、化粧シートを購入して部分張替えで補修しましょう。カッターナイフを使ってへこみ・剥がれの周辺を切り抜き、サンドペーパーで削ってから、新しい化粧シートを貼り付けます。色やデザインが異なると違和感が生じやすいため、慎重な商品選びが必要です。

無垢のへこみは「パテ」で補修する

無垢材がへこんでいる場合は、パテを使って補修するのが基本です。へこんだ部分に木材用のパテを盛り、乾燥したら平坦になるようにサンドペーパーで削り、最後にニスを塗って乾燥させます。木材とパテの色が一致しなければ違和感が生じるため、注意しましょう。

窓枠・三方枠の修理を業者に依頼した方が良いケース

窓枠・三方枠の修理は軽度な劣化であれば自分でも対処できますが、可能なら業者に依頼する方がおすすめです。劣化が内部まで進行している場合は、窓枠全体の交換が必要になるケースがあります。

また、部分張替えやパテを使った補修も、自然な見た目に仕上げるためには高い技術が必要となります。プロの技術で補修すると仕上がりが強固で、補修後すぐに剥がれることも少ないです。以下のようなケースでは、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。

<窓枠・三方枠の修理を業者に依頼した方が良いケース>

  • アルミ製の窓枠・三方枠が破損した場合
  • ドア本体まで傷んでいる場合
  • 違和感なく窓枠・三方枠を修理したい場合

アルミ製の窓枠・三方枠が破損した場合

窓枠には木材ではなくアルミが使われる場合があります。アルミの修理は難しく、木材のようにリタッチや部分張替えによる修理ができません。パテを使って自分で修理する人もいますが、DIYではパテが定着しにくく剥がれやすいため、プロに修理を依頼することをおすすめします。

ドア本体まで傷んでいる場合

ドア本体にも傷みがある場合、三方枠とドアの両方が寿命を迎えている可能性があります。また、三方枠だけを修理したとしても、ドアに傷や汚れがあると美しい状態には改善できません。この場合も業者に依頼して、三方枠とドアの両方を交換したり、シート施工で全体を補修したりしましょう。

違和感なく窓枠・三方枠を修理したい場合

リタッチや部分張替えなどを自分で行う場合は、元の窓枠・三方枠の色に近い商品を購入したり、パテにやすりがけをして丁寧に整えたりする必要があります。少しでも色の風味やシートのデザインが違ったりすると違和感が生じ、きれいな状態に仕上がらないため、美しさにこだわる場合も業者への依頼がおすすめです。

窓枠・三方枠の修理を依頼する場合の費用

窓枠全体や三方枠を交換する場合の費用相場は次のとおりです。

【窓枠・三方枠を交換する場合の費用相場】

窓枠交換の費用相場(はつり工法)  小窓:8万円~15万円
腰窓:15万円~30万円
掃き出し窓:20万円~40万円
三方枠交換の費用相場(ドアごと交換)  10万円~26万円

基本的には窓ごと・ドアごとの交換となるため、目安として10万円以上の費用がかかります。

窓枠・三方枠を安く修理するなら「シート施工」がおすすめ

窓枠・三方枠を安く修理したい場合は、既存の素材の上から全体をリメイクシートで覆う「シート施工」がおすすめです。新築同様の見た目に戻せるほか、さまざまな色やデザインのシートから選べるため、思い切って三方枠とドアの色を変えてイメージチェンジも図れます。

窓やドアそのものの状態が良好であれば、ただちに高額な費用を支払って全体交換する必要はありません。ReBirth COATのシート施行なら、本物の素材に限りなく近づけたデザインで建具・三方枠・家具・扉などをリーズナブルに補修でき、抗菌・防カビ仕様にアップデートすることも可能です。

まとめ

窓枠・三方枠を自分で修理する場合は、補修ペンや接着剤、化粧シート、パテなどを使用する方法があります。窓やドアにも傷がある場合などは、業者による部分補修や全体交換が必要です。DIYをする自信がない場合や面倒な場合、美しく仕上げたい場合も業者への依頼をおすすめします。

「ReBirth COAT(リバースコート)」は、神奈川・東京エリアでコーティングサービスを提供する会社です。長年の経験によって磨き上げてきた高い技術で、皆様に高品質な仕上がりを提供いたします。シート施工では粘着剤付き化粧塩化ビニルフィルムを使用し、建具やテーブル、家具に扉などさまざまなものを生まれ変わらせます。窓枠・三方枠を安くきれいにしたい方はぜひご相談ください。