2024年07月21日

リペアとは?古い住宅で行うメリットやリフォームとの違いを解説

黒板に書かれたはてなマーク

古くなった住宅に対する工法として、リフォームの他にリペアもあることはご存じでしょうか?大がかりな工事はせずに家の中を新しくしたい方には、リペアが最適です。一方、劣化の状況によってはリフォームが適している場合もあります。この記事ではリペアとは何か、メリット・デメリット、リフォームとの違いを解説します。

リペアとは?

リペアとは、古いもの・傷がついたものを修復することを指します。基本的には既存のものを直すのがリペアで、部品交換や全体交換などは行いません。リペアは車や革製の服、靴などの修繕を指す場合もありますが、この記事では住宅のリペアについて解説します。

家の中でリペア対象となる場所

リペアで対応できるものは多岐にわたります。ここでは、家の中でリペア対象となる場所の例をご紹介します。

  • フローリング
  • 外壁
  • ドア
  • 窓枠
  • 家具
  • 階段
  • キッチン
  • 浴室

フローリング

フローリングは、家具を引きずったりぶつけたりした時に傷が生じることがあります。破損部分にパテを埋め、塗装して傷をわかりにくくするリペアを行うことが可能です。

外壁

外壁には小さなひびや塗装のはがれなどが生じることがあります。破損が部分的であれば、リペアで対応が可能です。外壁の表面に白い粉がつくチョーキングが起きている場合は、塗装リペアで対応します。

ドア

室内のドアは「フラッシュドア」と呼ばれる、フレームの両側に化粧板を貼り付けた作りになっている場合が多いです。内側が空洞になっているため、小さな衝撃でもドアに穴が開いてしまうことがあります。ドア全体を交換するつもりがない場合、リペアで対応できます。

窓枠

窓枠には木枠やサッシなどがあります。木枠に傷がついたり、表面の化粧シートが剥がれて隙間ができたりするケースがあります。この場合も、パテや部分的な化粧シートの重ね貼りなどで対応が可能です。

家具

家具の塗装も剥がれたり傷がついたりすることがあります。塗り直しやシートを使用したリペアなどで見た目を綺麗にすることができます。

階段

階段は材質により、塗装が剥がれたりサビたりすることがあります。屋外にある金属の階段の場合は、洗浄やサビ落としなどの工程を経て塗装リペアを行います。

キッチン

キッチンには、日常生活では落としきれない汚れや擦り傷などがあります。水回りの補修やコーティング、シート施工などによって、清潔感のあるキッチンに変えることができます。

浴室

浴室は床表面が傷んで古くなったり、タバコのヤニがついたりする場合があります。浴室の表面汚れもコーティングやシート施工などで対応可能です。

また、浴槽のキズや割れなども、ガラスマットや塗装で対応できます。

リペアのメリット

古くなった住宅でリペアを行うことには、以下の3つのメリットがあります。

  • 工期が短い
  • 費用が安い
  • 環境に優しい

工期が短い

リペアは大がかりな工程を含まないため、工期が短いケースが多いです。1日で完了する場合が多く、日常生活に影響を与えない点はメリットです。

費用が安い

リペアでは新しい部品や設備を使用しないため、材料費が安い点もメリットです。作業の規模も小さいため、必要とする人員の人数も少なく施工費用が抑えられます。

環境に優しい

新しい部品や設備に交換する場合、既存のものを捨てる必要があるため、廃棄物が発生します。リペアの場合は今あるものを活かすため、廃棄物が少なく環境に優しい点もメリットです。

リペアのデメリット

多くのメリットがあるリペアですが、デメリットも存在します。リペアは軽微な傷や汚れなどに適しています。一方、大きく破損している箇所や内部まで腐食が進行している箇所、雨漏りなどには適しません。住宅の老朽化の状態によっては、リペアを選べない点がデメリットです。

リペアとリフォームの違い

住宅の老朽化を直すのにリフォームをする方法もあります。そもそも、リペアとリフォームは何が違うのでしょうか?リフォームとは、改築や改装のことを指します。傷や劣化がある部分、設備全体を交換するのがリフォームです。

リフォームのメリットは最新の設備や部材により、機能面を向上させられる点です。また、リペアでは対応できないほど劣化が進んでいる部分については、リフォームを行う必要があります。

DIYでもリペアは可能?

DIYでも軽微なリペアを行うことは可能です。塗装やリペア用のシートなどのリペア用品はホームセンターで市販されています。しかしリペアによる部分補修で、微妙な色や模様の違いが生じると違和感のある印象となる場合がある点には注意が必要です。

また、DIYでは強固な補修を行うことが難しく、短期間でまた剥がれなどが生じる可能性もあります。違和感なく綺麗な仕上がりにするためには、業者に依頼するのがおすすめです。

リペアを依頼する業者選びのポイント

リペアを依頼する場合は、業者選びも重要です。ここでは、業者選びの3つのポイントを解説します。

  • 施工実績が多い
  • 見積もり時の対応が親切

施工実績が多い

リペアが必要な箇所の傷や剥がれなどは様々なパターンがあり、対応方法も多岐にわたります。また、補修箇所の材質によってもリペアに適する道具は異なります。

施工実績が多い業者を選べば対応力があり、満足な仕上がりにできる可能性が高いです。業者を選ぶ際は、会社のホームページから施工実績を確認し、依頼した内容と近い施工例があるか確認するのもいい方法です。

見積もり時の対応が親切

見積もり時の対応も業者選びで注目したいポイントです。傷や劣化の状態や必要な施工について、プロではなくても理解できるよう丁寧に説明してくれる業者が望ましいです。

見積もり担当者が親切であれば、社員教育が行き届いている会社であり、施工の質も高いことが予想されます。また、リペアが不可能な部分については明確に伝える業者も誠実で信用できます。

まとめ

リペアとは、今あるものを修復することを意味します。住宅においては、フローリングやドア、窓枠などあらゆる箇所でリペアが可能です。リペアは工期が短く、費用も安い点がメリットです。大がかりな工事は行わず、見た目を新しくしたい、元に戻したい場合はリペアが適しているでしょう。

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